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自分用思い出メモ。


by kozkozkozkozkoz
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・明日の記憶・ 荻原浩

佐伯雅行は広告代理店の営業部長で、50歳になったばかり。
最近物忘れが激しくなり、頭痛、めまい、不眠も頻繁に起こる。
鬱病かもしれないと疑い病院で診察を受けると、結果はなんと若年性アルツハイマーであった。

久しぶりに号泣しました、、
記憶モノに弱いのかもしれません。
「博士の愛した数式」の博士を思い出して悲しくなりました。
アルツハイマーとは平均7年で死に至る、今のところ治らない病気なんだそうです。
知らなかった・・・身体が生きることを忘れてしまうんだって。
ほいで今までアルツハイマーとか痴呆症っていうと、介護する周りの人たちは大変だけど
本人はツライことも忘れられる、死への恐怖心もない、幸せな状態なんじゃないかって思ってたんだけど
徐々に病気が進行していくONとOFFを繰り返す時っていうのは、もんのすごい恐怖なのですね。
自分が自分でなくなる、人格が崩壊していく、動揺と不安と焦りと混乱と恐怖。
通いなれた得意先への道が分からなくなりパニックを起こしたり
会社にアルツハイマーであることがバレないように大量のメモをとったりする姿は痛々しくて読んでてツライ。
またこれがさー悲痛な文章じゃなくてどこかユーモアのある洒脱な語り口なもんで、余計に悲しいのですね。
後半なんてほとんど泣きながら読んでたんだけど、
「曲がった背中に腕を回して外へ出て行こうとする。私はあわててのんびりしたスピードスケート選手のようなその後ろ姿を追った。」
っていう老人の描写なんてもうおっかしくって、泣きながらあはは~と笑ったり。
なにしろ一気読みでした。
顧問文庫なので知らずに読みましたが2005年本屋大賞2位だったんですってー
(帯にも渡辺謙さんの推薦コメントしか書いてなかった・・顧問が買ったのが発表前だったのかしらん?)
by kozkozkozkozkoz | 2005-05-04 03:06 | 本日の読書